「正解」がないからこそ、面白い! 2年生と創る演劇ワークショップ 2026年1月30日

2026年1月30日(金) 、さだ東小学校2年生のみなさんと、今年度3回目となる演劇創作活動を行いました!
今回は少し難易度をアップ。7つのグループに分かれて、身体だけでお題を表現する「ジェスチャー劇」に挑戦です。実はこの活動、ただの劇遊びではなく、「他者意識」を育むための仕掛けがたっぷり詰まっています。
乗り越えるべき「5つのハードル」
劇をひとつ作るために、子どもたちは自然とこんなステップをクリアしていきます。

1. 共有:お題をみんなで理解する

2. 相談:どうすれば観客に伝わるか工夫を練る

3. 配役:誰が何をやるか役割を決める

4. 折り合い:意見の違いを話し合ってまとめる

5. 発表:力を合わせて表現する
これは、大人でもなかなか高度なチームプレーですよね!
「伝わらない」から始まる発見

この活動の醍醐味は、「自分が伝えたいこと」と「相手の受け止め方」は違って当たり前だと気づくこと。

「えっ!そんな風に見えるの?」

「そこが面白いんだ!」
何気ない動きが思わぬ笑いを生んだり、一生懸命やったことが意外な伝わり方をしたり……。この「ズレ」を体験することで、子どもたちは「相手の立場に立って考える(他者意識)」という感覚を、頭ではなく肌で感じていきます。
創造する力が「優しさ」に変わる
学校生活での対人トラブルは、つい感情的になりがち。
でも、こうした「創作」の場なら、楽しみながら「自分と他人は違うんだ」という多様性を学ぶことができます。

正解のない問いに向き合い、他者と心を動かし合う時間。
子どもたちの健やかな成長のために、こうした「高度な他者意識」を刺激する機会を、これからも大切に届けていきたいと考えています。
投稿者プロフィール

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一般社団法人ここで 代表理事。
1965年生まれ。出版社勤務等を経て1992年より公立中学校社会科教諭。2006年夏に大阪府中学校演劇協会と出会い、創作劇活動の教育的効果に魅力を感じ研究を始める。
枚方市立西長尾小学校校長就任後は、「対話力」の向上に高い効果をもたらす「発達段階に合った創作劇活動カリキュラム」を構築し、2023年度から全学年で実施。心理的安全性のある教育環境づくりへ尽力。2025年3月退職後も教育支援活動を継続。
趣味は映画鑑賞、ピアノ練習、雑談、自作カレーづくり。





